2025/10/08
思いのほか時間がなくなりましたので、できればショートバージョンで答弁いただけるとありがたいかと思います。
私からは、(仮称)北烏山七丁目緑地について伺います。
区は、岩崎学生寮の周辺樹林地約三万六百六十平米の敷地を四か年をかけて取得することで、北烏山七丁目緑地を令和十年度以降、北側のエリアより順次整備、開設する予定です。平成十四年、十五年、区に対し、岩崎学生寮の緑豊かな自然環境の保全に関する陳情が一万筆の署名とともに提出されており、今回の緑地整備計画によって、長年の周辺住民の願いが実現することになります。地域の方々の期待はいかばかりかと想像に難くありません。
この間、私は参加と協働で整備を進めることを求めてきました。区は、緑地整備に当たり、オープンパークやワークショップを重ねています。区民参加による検討状況について伺います。
(仮称)北烏山七丁目緑地は、基礎調査では動植物合わせて七百六十五種が確認されており、この多様な生き物が生息する樹林地環境を保全、活用することとし、住民参加のもと、本年四月に基本計画の骨子を策定いたしました。
今年度は、基本計画策定に向け、ワークショップ、緑地開放、フィールドワークなどを行いながら、区民参画を得ながら、区内の大学とも連携を図り、緑地の計画から維持管理、運営について検討を進めております。
緑地に関する意見につきましては、緑地の保全と施設整備とのバランスや生き物多様性を高める工夫、飲食物販などの便益施設、バス待ち環境の向上など、様々な御意見をいただき、検討を進めております。
本当に丁寧にやっていただいていて、私どもとしては本当に区の事業の中で最も参加と協働が進んでいるんじゃないかというふうに思っております。
次に、拠点施設やバス待ち空間について伺っていきたいと思います。ワークショップでは、それぞれのグループごとに多くの皆さんが生き生きと発言されています。八月三十一日のワークショップを傍聴いたしましたが、中には以下のような声がありました。烏山地域の北側には区民利用施設が少ないにもかかわらず、この十月から北烏山地区会館が寺町通り区民集会所に統合され、廃止になりました。統合先では二十三名までの会場しかない。以前はあった三十人規模の会場の確保を区は約束したが、まだ確保されていない。緑地内の拠点施設の中に、地域住民が使えるスペースをつくってほしいという切実な声でした。
十月からは北烏山地区会館が廃止となる中で、区からは寺町通り区民集会所で確保できないからということで、みどり会館の空き室が利用可能との案内がありました。利用できる日が限られるために、現状ニーズに合わないとの声も伺っております。他の会場の確保が現状困難なことから、緑地の拠点施設での住民利用の積極的な検討が必要かと考えます。
拠点の利用方法については、災害時などに一時避難所等としても利用でき、在宅避難の住民が助け合うための拠点にも利用できるようにしてほしいとの声も多く上がっています。そういった使い方を想定していただきたいというふうに思っております。
また、緑地の敷地に隣接したバス停は、歩道が狭く危険で、バス待ち空間、歩道の確保、バスベイをどうしていくのかということについても住民から質問がありました。計画を示してほしいというものでした。
この二つの要望については、既に個別で区長宛てに陳情が上がっており、緑地整備の機会に地域の課題解消に向け、検討を進めていくべきと考えます。区の見解を伺います。
拠点施設における地域住民の利用に関しましては、緑地利用や区民活動における拠点機能のほか、地域コミュニティーの醸成や緑地を訪れる来園者の増加に期待できることから、検討を深めてまいります。
また、バスベイにつきましては、区道の歩道部分を活用するとともに、接する緑地の一部に歩道状空地や利用者の利便性向上に資するベンチ、上屋を設置するなど、一体的なバス待ち環境の検討と円滑な交通処理に向けて関係機関と協議を進めているところでございます。
積極的な検討を求めます。今回の緑地公園整備に向けたワークショップが地域の課題について話し合う場となっており、まちづくりを住民自身がどうしていくのか考えるような場に発展していることを感じております。さらなる参加と協働の取組の発展を求めます。
次に、今後の検討、暑熱対策について、利用しやすい緑地にしていく必要があると思います。近年の地球沸騰化の課題への対応も求められているというふうに思いますが、暑熱対策など、どのように考えているのか伺います。
近年、暑い期間が長いことから、屋外で過ごすことが困難になってきており、公園緑地でも暑熱対策の一つとして、休憩や活動ができる建築施設の重要性や樹林地の特徴である緑陰を生かした空間整備を望む声がございました。
また、区が委託する事業者等が常駐することで、緑地の案内や解説、見守りなどの安全安心に寄与することや緑地を生かした遊びや体験学習、健康増進などのプログラム実施を期待する意見、樹林の管理等の区民活動に中間支援のサポートを望む声などがございました。
これらの意見を踏まえまして、引き続きワークショップや緑地開放、フィールドワークを重ねながら、基本計画を取りまとめ、緑豊かな空間を生かし、子どもから高齢者まで多世代の方が活動、交流できる緑地となるよう取り組んでまいります。
積極的な取組を求めたいというふうに思いますが、さらに緑地の役割、高木がつくる木陰などにより、周辺温度が下がることはよく知られています。樹木や緑地の保全の重要性の周知啓発や緑地での活動については、さらに積極的に進めていただきたいというふうに要望いたします。
次に、くるりんバスについて伺っていきたいというふうに思います。
令和二年からこれまでにバス路線の廃止が一路線、減便が九路線、計十路線にこの間、影響がありました。皆さん、資料のほうに、所管の方にまとめていただいた資料をつけました。ぜひ御覧いただければというふうに思います。
本当に大変な状況だなというふうに思いますが、令和二年に東急バス、渋谷~東京医療センター間の路線バスが廃止になった。そして、残り九路線は六割になったり半分になったり、あるいは週一回、土曜日一本のみという運行になるということに変わっています。後で御覧ください。
くるりんバスについては、第二回定例会でも取り上げました。この四月から運行本数が半分になり、さらに午前十時、十一時台、そして午後三時、四時台にはバスの運行がゼロになってしまいました。週一本だけになってしまった路線のことを免許維持路線と呼ぶそうですが、こうした路線が二路線あります。区内の特養ホームの施設長さんから、施設の建て替え中であるが、目の前の停留所のためにバスベイを設置したが、この四月から週一本に減便になった。何のためにバスベイを造ったのか分からない、こうした声もいただきました。
これまでは交通不便地域対策が大きな施策として目に見える取組がありました。くるりんバスをはじめとした路線バスの減便、廃止に対する区の取組状況について伺います。
路線バスは、地域住民の移動を支える重要な役割を担う公共交通機関ですが、区内でも運転手不足による減便や廃止が進んでおり、区民生活への影響が懸念されています。このような状況を踏まえ、区では世田谷区地域公共交通計画において、バス路線の維持に向けた取組として、交通の担い手となる人材の確保や交通体系の確保、維持に向けた行政支援の在り方の検討を掲げており、他自治体での支援の取組に関する調査のほか、バス事業者の意向を確認しながら、バス事業者への行政支援の在り方について検討を進めているところです。
計画の中で位置づけられて、具体の検討を進めているということですけれども、実効ある対策を進めていただきたいというふうに思っています。
実は九月十一日、私は路線バスの廃止・減便対策について、国交省のレクチャーに参加しました。くるりんバスの減便を元に戻してほしいという署名、八百十六筆の署名を集めた住民の方五人も参加をいたしました。国交省の担当者からは、全国と東京での減便・廃止の状況、かなり深刻だということが話されて、こういった状況に対する対策が喫緊の課題だという認識を述べられたんですね。地域の住民からは、地域を巡回するバスが四月から減便となり、高齢者が病院に行く時間帯の運行がなくなったなど実情が説明されました。
現役のバス労働者からも、低賃金、長時間労働などの過酷な実情が語られました。担当者からは、様々な予算の増額を予定しているということがありましたが、中途半端なものだなという印象もありました。区ができることは限られていますが、都とも連携し、バス運転手の処遇改善策について、ぜひ取り組んでいただきたいというふうに思います。区の見解を伺います。
東京都におきましても、運転手不足など地域公共交通を取り巻く環境の変化に対応するため、東京における地域公共交通の基本方針の令和八年度末の改定に向けて、東京都における地域公共交通の在り方検討会が設置され、世田谷区も委員として議論に参加しています。区といたしましては、様々な機会を捉え、都とも連携し、バス運転手不足の処遇改善を含む地域交通の維持確保に向けた対応を図ってまいります。
世田谷から堂下部長が参加されるというふうに聞いています。時間がないですけれども、ぜひ積極的な発言、よろしくお願いします。
以上で日本共産党の質疑を終わります。