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令和5年 決算特別委員会 区民生活委員会所管分

2023/10/06

質問項目

次期世田谷区地域行政推進計画について

たかじょう訓子 委員

 私からは、地域行政推進条例を生かした区政運営を求め、伺います。

 まず、今議会で示された次期世田谷区地域行政推進計画(素案(仮称)地域経営方針素案追補版)についてです。今議会では来年度からの次期基本計画をはじめ、公共施設等総合管理計画、世田谷区教育振興基本計画、第九期世田谷区高齢者保健福祉計画・介護保険事業計画など、分野ごとの計画素案などがめじろ押しです。

 昨年、世田谷区地域行政推進条例が施行し、世田谷区地域行政推進計画が策定されました。本計画は、縦割りの各分野の計画を地域という横串で刺し、住民の身近なものに引き寄せる役割を担うものと考えます。地区の実態などが地域や各分野の計画に反映できる仕組み構築のために、ぜひ頑張っていただきたいということで、伺っていきたいと思います。

 計画(素案)の4地域行政の基本となる考え方、(1)地区・地域課題の解決では、「地区においては地区アセスメントを、地域においては(仮称)地域経営方針を区民参加により意見を伺いながら作成し、課題と対応の方向性を明らかにします。併せて課題の共有化を図り、自治の担い手である幅広い世代の区民の参加と協働による課題の解決を促進します」と述べています。この方向は大変重要です。

 今年七月に、都市整備常任委員会の委員会視察で、大阪府池田市に行かせていただきました。池田市伏尾台地区では、高齢者の移動手段の確保のために、住民主体によるボランティアで送迎サービスを実施しています。地域の課題である高齢者の移動手段の確保、これは池田市の地域分権制度を活用し、住民協議会で地域住民の方々が自発的に話し合い、無料の送迎サービス事業を市に提案しました。市では事業内容を精査し、必要な予算を計上し、地域限定の無料の送迎サービス事業が実現しています。

 烏山地域では地域の住民、障害者、商店街、行政などが話し合って、烏山地域のユニバーサルデザインのまちづくりに取り組む烏山ネット・わぁ~く・ショップという、住民主体の話合いの場があると伺っています。この活動の中で、旧駒大グランドのバス停について、車椅子利用者の声を受けて議論を積み重ね、駒澤大学、バス事業者、そして道路管理者、これは東京都等が一体となって、ユニバーサルデザインによるバス停を整備しました。すばらしい活動であり、安全安心のまちづくりにつながっているというふうに思います。こうした住民の皆さんの活動を支援してきた区の取組を評価しています。

 この発展形として、区民が区政に関する意見を述べ、提案することができる仕組みづくり、これを進める積極的な取組が必要だというふうに思います。区の見解を伺います。

阿部 地域行政課長

 次期地域行政推進計画(素案)では、令和六年度からの世田谷区基本計画大綱の計画理念の、参加と協働を基盤とする地域・地区の特性を踏まえるを本計画の計画理念としております。計画(素案)の地区・地域課題の解決に地域の方に参加をいただくことで、委員のお話にあります区政に関する意見を述べ、提案することにつながるものと考えており、計画理念である「参加と協働を基盤とする」を踏まえ、次期地域行政推進計画を作成してまいります。

たかじょう訓子 委員

 具体化を、ぜひよろしくお願いいたします。

地域行政推進条例を踏まえた区民集会施設の運用について

たかじょう訓子 委員

 次に、地域行政推進条例を踏まえた区民集会施設の運用についてです。地域行政推進条例の施行により、区民利用施設の役割というのは、ますます重要になっています。区民集会施設の運用について二点伺います。

 まず一つ目は、けやきネット利用のルールについてです。区は平成三十年十月に、けやきネットのシステムを改修し、登録料等の徴収や利用団体の構成員の重複する登録を認めないなどの利用のルールを定めました。この経緯について改めて伺います。

阿部 地域行政課長

 けやきネットシステムは、区内の集会施設、スポーツ施設等の利用に当たり、直接区民の方が施設ごとに申し込み、利用料金の支払いを行っていただくものとして、区民の利便性の向上を図るため平成九年度に導入いたしました。その後、システムの利用に当たり、区議会での質疑、利用者アンケートなどから課題となりました直前のキャンセルや重複登録団体への対応、利用枠拡大のための時間枠の変更等を行うため、平成三十年度中にシステム改修と運用変更を行いました。なお、重複登録につきましてはシステム上で確認しております。

たかじょう訓子 委員

 補足すると、けやきネットの抽せんの確率を上げるために、実態は同じであるが複数の団体をつくって申込みをするということが生じて、こういったことなどが生じていたことから様々な御意見があって、こうしたことを是正するために、登録料ですとか、団体の構成員の重複登録を禁止する、こういった変更を行ったということだと思います。

 この間、区民の方から、会の構成員がほかの団体と重複していたことを理由に、けやきネットへの登録更新ができない事態になったと伺いました。重複したもう一つの団体の活動は一方と全く違うものであって、抽せん確率を上げるために行ったわけではないことは明らかでした。

 この件について、区から最初の更新手続で機械的に重複を理由に更新を拒否したことへの謝罪表明があって、真面目に活動している団体が更新拒否にならないよう、事情を十分把握して対応するように努め、更新は可能であるとの発言をいただいたと伺いました。区の柔軟な対応で継続することができたことについては大変よかったと思います。しかし、このようなルールの下で今後も同様の事態が起こらないとも限りません。

 地域行政推進条例の趣旨からも、区民の皆さんの自主的な活動を阻害するようなことがあってはならないと考えます。規定そのものの見直しが必要と考えます。見解を伺います。

阿部 地域行政課長

 利用団体の重複登録の禁止につきましては、施設の公平な利用を図るため、区議会での様々な議論などを経て、公共施設の共通使用手続に関する条例を平成三十年十月に施行し、利用者登録に関する規定を置くとともに、けやきネットのシステムの運用変更を実施しております。具体的な重複登録の確認手法としましては、利用団体の構成員の半数以上が他の団体構成員と同一人であるか否かをシステム上で確認しているところです。

 区としましては、新たな集会施設を整備、確保することが難しい中で、既存の各施設利用を公平かつ効率的に運用するため、重複登録の禁止は必要なルールだと考えております。今後も、重複登録の確認に当たっては、グループの活動内容等も確認し、適正な運用を図ってまいります。

たかじょう訓子 委員

 変更はしないという方向のようですけれども、丁寧な運用が必要だというふうに思いますので、そこは大事にしていただきたいと思います。引き続き、これについては変更を強く求めていきたいというふうに思っております。

 そもそも原因は区民利用施設の不足であり、この間、車座集会でも、区民が活動する場の不足を訴える声は多数上がっています。抜本的には、区民の活動を保障するために必要な区民利用施設の整備について、これは検討していく必要があるんじゃないでしょうか。区民利用施設の不足についてどう取り組むのか、どのように確保していくのか、伺います。

岩元 地域行政部長

 区民利用施設についてでございますけれども、区では、世田谷区公共施設等総合管理計画一部改訂(第二期)(骨子)を、この九月の委員会に、区議会のほうに御報告をさせていただいているところでございます。この中で、今後の公共施設の整備方針として、新たな機能の整備や区民利用の拡充についての考え方として、既存施設の多機能化による有効期間の活用などについて考え方を示させていただいているところでございます。今回の計画改定の中で検討させていただきたいと思っています。

たかじょう訓子 委員

よく検討していただきたいというふうに思います。この地域行政推進条例の趣旨、ぜひ反映していただきたいと思います。

区民利用施設を利用できる者についての要件規定について

たかじょう訓子 委員

 次に、あと、あまり時間がございませんけれども、区民利用施設を利用できる者についての要件規定についてです。

 この間、区民の方から、教育委員会の後援をもらい実施する学習会に会員以外の方にも参加してもらおうと、ポスターやチラシをつくったんですが、会員以外は利用できない決まりなので駄目と言われたと伺いました。一方、教育委員会の名義使用承認事務取扱要綱によりますと、教育委員会の後援を出すときの要件がありまして、事業の内容が広く区民に及ぶものであることというふうになっています。こういったところに矛盾が出てくるんですね。ぜひ、こういったことも不特定多数の方が利用できないことがないようにしていただきたいと。これは要望いたします。いずれまた、こういった質問をしたいと思います。

 以上で日本共産党の質疑を終わります。

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